平成 二十年 卯月

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未完成だが、始めることにする。
 器は用意した。中身は追々だ。作り続けられれば良いと思う。


少し無理をして夜中も遅い。初日だというのに良い文言が浮かばない。いや、考える元気と時間がない。
 AM 2 : 18 / SEIKO の古いイカしたクロックがそう告げている。 : 19 / いつまでも完璧を求めてぐだぐだの私にはこれくらいが丁度良いかも知れない。


とにかく、今日からオープン。どうぞよろしく。: 26 / おやすみなさい。


Apr. 15. Tue.

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昨晩は結局、寝たのは四時半頃だったのではと思う。普段通りの時刻に起きると睡眠が足りないと思ったので、朝の行程をいくつか削ることにして、かなり遅めのアラームセットで justify 。寝た。
 起きた。いろいろ削り、食べてひげを剃ってオシャレをキメてみた。いろいろ削ったが、少し足が出てしまった。早く仕事へ行かなければ。火を止めたこんろに湯煎で温めておいたコーヒーがある。朝はコーヒーだね。あまり買わないモカのブレンド。あっさりし過ぎだけど、香りは良い。


走った。暑かった。桃太郎大通りの横断歩道で、私は桃色のスプリングコートを脱いだ。
 今日の岡山は、晴れた。


今日は初めて Windows のブラウザーでサイトの動作をチェックしました。なんだか悲しいレイアウトの崩れ方をしていました。スープに虫が入っていたような感覚です。
 ワールドワイドに馬鹿をさらしているようで、すぐにでも引っ込めてしまいたい気分ですが、サイトは昨日めでたくオープンしてしまった。合間合間に手直しをして行こうと思いますので、妙な部分もご容赦ください。


Apr. 15. Tue.

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今日は仕事がない。だらだら昼前に起きていろいろやって、手探りながら HTML の手直しを入れているところ。雨の午後も悪くない。インドアに於いては。インドに於いてはどうだろう。ガンジスの流れ、魂の浄化。
 陽はいつか暮れて海へ 知られずまた波に咲く


起きてから聴いている音(抜粋)
TOM☆CAT の ダイヤモンド・シンドローム
YMO の Wild Ambitions
after the rain の ダリア
今、P-MODEL のフルヘ、ふるへっへっへっへ...


18. Friday の AM 2 : 44
いろいろいじくってみたが、手探りである。


Apr. 17. Thu.

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寄り道をせず、いつもより二時間ほど早い帰路。人が多いように思う。
 いつも帰りは歩きながら、何か考えている。私はこの世に生まれた何人目の人間かとか、世界中の人々が履いている靴が毎日すり減ってゴムのかすで地表が埋没しないか、など。嘘。出勤前に聴いていた音楽が頭の中でリピートするだけだ。そうやっている間にいつの間にか帰宅できる。
 みなさんは家に帰ったらいつもまず何をしますか? 私は、靴を脱ぎます。


寄り道をせず、いつもより二時間ほど早い帰路。何を考えていたか、憶えていない。きっと人が多かったからだ。


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レイアウト
いろいろいじくった挙げ句、修正箇所は殆どそのまま直っていなかった。なかなか広く告知できず。


Apr. 18. Fri.

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大声を張り上げて、携帯電話の向こうと喧嘩をしているタクシー運転手を見た。喧嘩をするにもお金が要るんだなと思った。
(通話料金は相手持ちかも知れない。仮にそうならば喧嘩という戦いに於いてあのタクシー運転手は相手に二重の打撃を加えることができる。しかしそうでないなら? 回線を切ったあとの通話時間の表示に運転手の怒りは頂点に。夜も煌々と明るいセヴンイレヴンの駐車場に携帯電話機は叩き付けられ、瞬時に崩壊。レアメタルを多く含有したチップがつい先ほどまで通わせていた電子を散らしながら、放物線を描いた。いくらでも続きを書けそうだが、眠いのでおしまい。)


Apr. 19. Sat.

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ここしばらく仕事が続けて入っていたので、少し疲れた。とは言っても、一般的な感覚から言えば全く大したものではない。
 私が大学を出て初めて勤めた会社は、いつも夜中遅くまで働いた。でも何か希望を持っていたと言うか、卒業して宙ぶらりんになった自分がともかく働いていることが超現実のようで、無茶な勤めもそれほど苦痛ではなかった。その会社には、何故か二週間ほどで解雇された。
 実は今も理由がよく判っておらず、履歴書を書こうとするといつも困る。


忙しかったが、予定では明日からまた仕事がなくなってしまう。長い夏休みだ。
 コロナを二本買って帰り、一本を母親に、一本は自分に。生のライムは無いので、刺身の醤油のように付属しているライム汁も有り難い。江ノ島に行けたらいいのに、と思った。


Apr. 21. Mon.

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仕事続きで受け取りそびれていたカラーリバーサルのフィルムを回収。行こうと思っていた喫茶店は定休日だったので、近所の第二候補の店へ。窓枠の景色にリバーサルフィルムを透かし、手帳代わりのノートを広げて今後の予定を考えているようないないような。
 今日の岡山は昨日に引き続き快晴で暑かったので、アイスコーヒーにミルクが落ちていくのを眺めた。少し残念だったのは、添えられたミルクが嘘ミルクの植物油ポーションだったこと。


午後六時、店は夕飯屋の雰囲気に変わりつつあり、おばちゃんがコーヒーのグラスをさっと奪うように片付けてしまったので、店を出て帰った。


Apr. 22. Tue.

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オークションで買った 中野 テルヲ の CD が届いた。アルバムタイトル『USER UNKNOWN』。CD を買うなんて、何年ぶりだろう。こいつを買ったおかげで残金 ¥ 195 となったわけだが、買わなかった場合でも ¥ 3,013 しかないので、これはマクロ経済の観点から云えば取るに足らぬことである。
 届いたアルバムをプレイヤーで延々廻して、お給料日まで踊ろうと考えていたが、急遽仕事に呼ばれたので、午前中に一回廻した音を脳に焼きつけて出かけた。


それが昨日のことで、今日は部屋で好きなだけ廻して、よいよい踊った。


Apr. 24. Thu.

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アパートの四角い部屋を窓から西日がまっすぐ埋め尽くす頃、ベイスターズは B クラス単独二位を走るカープを相手に堂々の逆転勝ちを納め、24 試合目にして早くも 6 勝目を挙げた。順位はセントラルリーグ B クラス三位をキープした。


アパートの四角い部屋を窓から西日がまっすぐ埋め尽くす頃、めずらしくかかってきた私用の電話をイヤホンマイクで右耳に受けつつ、ロシア産のハーフカメラに、基本の NEOPAN SS をこめて、ぷらぷら家を出た。
 しばらく東に歩くと、一級河川が流れている。川沿いに南へ、シンフォニーホールの交差点から大通りを西へ、寄り道をしつつ、駅の地下道を抜け、53 号線を北へ、帰宅。メルカトル図法を意識しながら真四角に歩き、気分はドラゴンクエスト。
 勿論、己のポジションとして ゆうしゃ などはあり得ない。あそびにん か、どくばり を持った まほうつかい あたり。いつか さとり は開けるだろうか。


Apr. 27. Sun.

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暑い。


部屋の中で立ち上がると、頭のあたりにむっとした空気が溜まっているようで、これは天井の熱だとか考えながら、昨年の夏を思い出した。
 夏。箱の中よりマシかと、炎天下を散歩に出た。箱の中に留まれば、西日を避けて窓際の壁に貼り付いて横になった。その壁がじりじり、熱かった。


扇風機を出してきた。夏用家電はこれしか持っていないが、これは自分に使うものではない。Macintosh に風を送るものだ。八年目だぜ、G4 Cube。かわいいー。くるしいー


Apr. 30. Wed.

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imitated records or false memories

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